今年3月に発覚したこうせつ地域の地上げ問題。
すでに100%の合意となり、来年三月までには全店舗と住居が退去する。
こうせつ地域は、築40年をこえて建物が老朽化しており
また、個々の登記が分筆されてなく、その所有割合だの権利のため
このような地上げ業者に狙われやすい状態にあった。
以前より再開発の話もあり、大手のデベロッパーとの交渉もあったようだが
こうせつ地域の空き店舗を買いあさっていた元理事長が
その土地の売買に関与した業者に、自分の店を含めて全ての持ち物の売買を契約。
業者は、当初大手のデベロッパーが提示していた地価よりも大きく下回る価格で
関係店舗に交渉に入った。
現在店舗を閉めて住まいとしている地主や店子のいる地主は
いち早く売買の契約をすまし、残された営業中の地主や店子は
追い出しのような形で契約をしたようだ。
この契約については、個々の地主の考え方もあり、
にんまり笑っている地主と涙を流している地主と両極端で、
一概に心外な地上げをされたとは言い切れないが、
900坪を超える店舗が街から消え去る現状では
商店街としての組織の存続も危ぶまれる。
商店街としてのありかたの勉強会もなく
自分の利益だけに走り地上げに加担した
元理事長の行動には疑問が残る。
商店街という組織は、一時代前の形かもしれないが
大型店には無い味わいを持っている。
地域密着型で年寄りに優しい町を目指していく